環境性能評価の研究による
環境にやさしい家具開発の推進
原材料の産地・認証・流通の実態把握、資源としての持続可能性、環境保全性の評価、および再生材の技術開発。環境性能評価指標の研究開発を行っています。
環境にやさしい家具開発の推進には、生態系保全に繋がる持続可能な森林からの木材活用や、リサイクル材の積極活用、リサイクル、リユースが可能な製品仕様などが軸となります。
これを踏まえ、エコデザイン価値の評価指標づくりや新たなマテリアル活用技術の検討を進めてまいります。

活動目標

リサイクル/リユース材の積極活用
再生材の積極活用および、再生可能な材料・構造による製品やインテリア空間づくり。

自然資源(木材資源等)の循環利用の推進
循環利用されている森林からの木材資源(地場産材、合法木材、認証材など含)の利用の徹底による生態系保全。

エコデザイン評価指標、製品ガイドラインの検討
資源循環性の高い家具インテリア製品の環境性能評価指標の作成、製品情報の発信(製品寿命、リサイクル材率、再生可能材、持続可能な木材、LCAなど)。
主な取り組み
リサイクル/リユース材の積極活用の研究・検証

各社の再生デザインへの取り組みへの評価に加え、中長期視点でのサーキュラーインテリアの検討。
木材資源を中心とした自然資源の循環利用の推進

生態系が保全され、循環利用が可能な森林からの原材料調達による森林保全の推進。
製品データ/エコデザイン評価指標の作成による情報発信

再生デザイン製品の分析と、先行する環境評価モデル等の研究に基づく、エコデザイン価値評価指標の作成、情報化。
活動報告
再生デザイン製品の分類と評価
参画各社の既存再生デザイン関連製品の整理、分類による、
エコデザイン評価指標の分析:循環資源の活用方法により6分類
環境性能評価制度の動向と分析
既存の環境性能評価指標の動向と事例の確認:2024にEUで制定されたデジタル製品パスポート(DPP)、我が国の建築環境総合評価システム(CASBEE)、改正グリーン購入法などから、評価方法を分析
最終目標

環境負荷の少ない材料、環境性能を評価された材料や製造方法による、環境にやさしい製品の拡大を目指します。
また、製品のエコデザイン性能の内容やレベルの評価指標を設定することで、製品価値の向上を図ります。