サーキュラーエコノミー構想実現モデルについて
サーキュラーエコノミーとは、循環型経済資源を最大限に活用する経済システムです。
従来、家具インテリア業界は製造・販売・物流を中心とする“動脈系”の事業構造によって市場を形成してきました。
しかしその一方で、“静脈系”にあたる廃棄や解体、再利用・再資源化の領域は十分に業界内でカバーされておらず、最適なリユースやリサイクルの評価・処理が行き届いていない現状があります。
また、生活者が家具を長く使うための点検・補修・修理の場面においても、必ずしも適正な点検、補修や修理に、メーカーや小売が携わっているわけではありません。
こうした課題をふまえ、私たちR&R協議会では、これまでの動脈系事業が中心であった産業を見直し、 サーキュラーのループをつなぐことGOALとして、我々の環境経営の基盤とすることに決めました。

サーキュラーエコノミー実現に向けた4つのワーキングチーム
私たちは、家具インテリア業界における持続可能な社会の実現を目指し、
「サーキュラーエコノミー構想実現モデル」を環境経営の基盤としています。
この循環のループを実効的に機能させるため、
4つの専門ワーキングチームを立ち上げ、実務的な取り組みを進めています。

【Task1|リソーシングWG】
不要になった家具の引き取りから、システムの構築、評価、リサイクル、リユースへの静脈系を整備します。
【Task2|長期愛用・リニューWG】
消費者による家具の使用中のメンテナンスや修理対応に関して、業界でできることを検討し、家具の健康寿命を延ばす取り組みを推進します。
【Task3|ZeroカーボンWG】
事業活動全体で発生するCO2の削減を目的とし、業界として脱炭素社会に貢献するために取り組みます。
【Task4|再生デザインWG】
これからの家具が、環境にやさしい製品であるために、素材の剪定や評価指標の策定を行い、再生可能なデザインのあり方を検討します。
R&R協議会とともに、循環型社会の実現へ
R&R協議会では、「廃棄物はゴミではなく資源である」という考えのもと、
不要家具の再資源化、製品の長期利用、カーボンニュートラルへの挑戦など、
業界の垣根を越えた取組を進めています。
「ともに考え、実践し、変えていく」
その第一歩として、貴社のご参画を心よりお待ちしております。