会長挨拶

家具インテリアR&R協議会は2023年から、リサイクル&リニュー活動を協議・研究してまいりました。

家具リサイクルでは、家具インテリアリサイクル協会がスプリングマットレスリサイクル事業を開始し、全国に拡大を目指します。
これは、不用家具引取りの合法化とリサイクル推進が業界連携によって環境貢献につながる再資源化事業への第一歩となることを願っております。

今後も会員企業の皆様と資源循環型経済への道を一緒に探って参りたいと思います。

家具インテリア リサイクル&リニュー協議会 会長
岡田 贊三

会長写真

設立背景と目的

私たちは、「廃棄物はゴミではなく資源である」という考えのもと、
環境への負荷を抑えながら、持続可能な社会の実現に向けて業界全体で取り組んでまいります。

環境負荷の抑制は、世界中のあらゆる産業に課せられた使命です。
家具インテリアに関わる我々も、2023年6月、サーキュラーエコノミーを業界全体の協働連携によって実現するために「家具インテリア・リサイクル&リニュー協議会(R&R協議会)」をスタートさせました。

当協議会は、家具インテリア業界有志によって設立された「家具経済同友会」を前身としています。

業界内で起こる様々な事象に対し情報・意見交換を行い、取り組みを行って参りました。
その中で、家具販売時に顧客から引取った不要家具の廃棄やリサイクル、それに伴う費用負担等の問題に対し、会員企業から問題提起がありました。

これらの課題に対し、家具インテリア業界全体の課題として取り組むべく、同会の内部組織として「リサイクル&リニュー促進協議会」を発足させたのが当協議会のはじまりです。

R&R設立背景

上記の活動をさらに推進、発展させ、不要家具のリサイクルだけでなく、
製品の企画研究開発 → 材料の調達 → 製造 → 流通 → 使用 → 修理 → リユース → 不要家具の引き取り → 適正な処理と再生
という、一連のサーキュラーエコノミーを環境負荷の少ない方法で実現するには、同業事業者とステークホルダーが連携し、社会的に通用する、新たな組織と事業構築が必要と認識するに至りました。

このサーキュラーエコノミーのループを基軸に、資源循環と森林生態系保全、温室効果ガスの削減に注力することで、持続可能な社会に求められる家具インテリア業界となることを目標としています。

サーキュラーエコノミーの図

家具インテリア業界のミッション

様々な業種が連携し、協力しあう家具インテリア業界。
サプライチェーン全体の垂直連携により環境経営の推進を目指します。
ミッション
温室効果ガスの削減

国の基本方針である2050年、実質カーボンニュートラルに向けて着々と取り組んでいく必要があります。しかし、家具は利用段階では殆どCO2を排出しません。我々の企業の事業活動としての削減を進めてまいります。

生態系保全

家具産業は多くの森林資源を活用しますので、これらの計画的利用、合法木材や国産材活用、また再生資源の有効活用が課題となります。また良い家具は建物より永く使われることが出来ます。
これを家具の健康寿命と呼び、家具を適切に修理することによって廃棄させないことも念頭に置いた環境負荷低減に、連携して取り組みます。

資源循環

については、廃棄家具の増加やそれらの処理処分に対して業界として、動静脈連携によって再生、再利用を促進し、より高度なゼロエミッションを目指します。

組織

会長

岡田 贊三

飛驒産業株式会社 代表取締役会長

副会長

加藤 信

カリモク家具株式会社 取締役副社長

副会長

西 弘信

家具インテリア リサイクル協会 代表理事

幹事

池田 一実

フランスベッド株式会社 代表取締役副社長

協会概要

名称

家具インテリア リサイクル&リニュー協議会(R&R協議会)

所在地

埼玉県さいたま市見沼区東大宮5-30-12

設立

2023年6月28日

会長

岡田 贊三(飛驒産業株式会社 代表取締役会長)

活動内容

・資源循環に関する実証実験
・修理・再利用ネットワークの構築
・カーボンフットプリントの可視化
・環境配慮型デザインの普及促進

沿革

  • 2021年7月

    家具経済同友会内でリサイクル&リニュー促進協議委員会発足

  • 2023年6月

    家具インテリアリサイクル&リニュー(R&R)協議会発足

    家具経済同友会から独立

  • 2024年5月

    リソーシング(リサイクル)事業を本格的に事業化するため、一般社団法人家具インテリアリサイクル協会設立

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