家具インテリア業界での資源循環の
ループを繋ぐ体制と再資源化促進への研究開発
家具インテリア業界が連携し、不要家具の再資源化・再生の仕組みをリソーシングプラットフォームとして構築することで、環境に負荷をかけないゼロエミッションの達成にむけた事業モデルの開発を行っています。
設立当初より、一般廃棄物の広域認定制度の品目にあるスプリングマットレスを対象としたリサイクルの実証実験に取り組み、この活動を拡大するために2024年5月に一般社団法人 家具インテリアリサイクル協会(FIRA)を設立いたしました。
2025年5月にFIRAが環境省より広域認定制度(一般廃棄物)を認可され、さらに産業廃棄物の広域認定制度を取得を目指しています。

活動目標

リソーシング・ネットワークの構築
デジタルプラットフォームによる不用家具の回収・処理の合理化による回収率の向上。

ゼロエミッションの高度化
回収した不用家具を、サーマルよりマテリアルに、さらにリユースなど、より環境負荷の少ない資源化へ向けた、ゼロエミッションを目指す。

処理困難物の回収環境整備
廃スプリングマットレスを手始めに、大型複合家具類など、生活者にとっての処理困難物を関係各所と調整しリサイクル環境を整備。
主な取り組み
スプリングマットレス回収の実証実験

2023年より関東におけるスプリングマットレス回収の「実証・実験」を、販売店の協力を得て関東エリアで実施。
→関東エリアでの回収ルート、収集運搬事業者、廃棄物処理業者の開発と連携を遂行。
デジタル・プラットフォームの活用

デジタル・プラットフォームを用いて、会員各社が共同・共助で運用。
→協働で活用し、回収、集積、処理の効率化(時間、流通、手続き等)およびCO2排出の削減を図る。
最終目標

廃スプリングマットレスのリサイクル実績を積み重ねることで、将来的には廃棄にいたる大型家具のリサイクルに取り組むことが出来るよう、消費者や市町村自治体のニーズを拾い上げて分析し、家具インテリア全般における全国規模でのリサイクル事業の実現に向かって研究開発を進めます。