廃スプリングマットレス
リサイクルネットワーク実証実験
リソーシングWGは2023年6月より9月まで関東地域において、以下目的で実証実験を実施しました。
【目的】
①製造・小売各社の廃家具処理量と処理コスト情報の収集と共有化
★地域特性もふまえた経済合理性あるリサイクルコスト算定
★収集運搬の積載率向上による効率化
②共同事業を見据えた不要家具の回収、中間処理、 最終処分のネットワーク構築
★マテリアルリサイクルなど資源循環促進事業者との連携
★事業者処理キャパシティにあわせた処理委託の体系化
③デジタルでデータに基づく、資源循環促進の可視化と効率化手法の確立
★静脈物流におけるサプライチェーンデータ可視化
★デジタルによる業務効率/最適化(AI技術活用など)
01
概要
以下企業の皆様のご協力いただき、廃スプリングマットレスを集中的回収、データ収集とデジタル化による業務効率とトレーサビリティの実証実験を行いました。
■排出事業者(5社)
株式会社アクタス、株式会社東京インテリア家具
株式会社家具の大正堂、カンディハウス株式会社
ドリームベッド株式会社
■収集運搬/中間処理(4社)
(収集運搬) TAKADA環境株式会社
(中間処理)
株式会社エコ計画、JFE条鋼株式会社
TAKADA環境株式会社、東港金属株式会社
■システム(2社)
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、伊藤忠メタルズ株式会社
02
結果
期間中に搬入された廃ベットマットレス数は1,812枚
これらのメーカ別、素材別などの各種データ収集をデジタルプラットフォームで実施し電子マニフェストにも連携。
また、収集運搬におけるCO2排出量算出も実施。
回収におけるCO2排出総量は「813.69kg」でした。
03
考察
デジタル化した業務フローについては概ね好評な結果でゼロエミッションに向けた基礎データ収集が出来たが、回収物の製造元不明割合が多くあり、遵法に資源循環促進する上での課題も判明
04
結論
実証実験を延長し、データ収集と業務効率化への取り組みを継続。
また、参画企業による共同事業体による広域認定取得した廃スプリングマットレスの有償引取り及び資源循環促進の具体的な形づくりを推進していく