
【WG1】関東での廃ベッドマットレスリサイクルネットワーク実証実験を実施
2023年9月30日
廃スプリングマットレスの効率的な回収と再資源化を目指した実証実験を各社様のご協力のもと、関東圏で実施しました。
実証実験では、デジタルプラットフォーム「StateEco」を利用し、業務効率性、回収効率化と再資源化促進の可視化を行えるかを実証しました。
結果としては共同事業化にむけた前向きな結果を得られたと共に、環境省報告においても有益なデータ収集ができました。

<概要>
関東における実証実験は以下企業の皆様のご協力いただき、廃スプリングマットレスを集中的回収、データ収集とデジタル化による業務効率とトレーサビリティの実証実験を行いました。
■排出事業者(5社)
株式会社アクタス、株式会社東京インテリア家具
株式会社家具の大正堂、カンディハウス株式会社
ドリームベッド株式会社
■収集運搬/中間処理(4社)
(収集運搬) TAKADA環境株式会社
(中間処理)
株式会社エコ計画、JFE条鋼株式会社
TAKADA環境株式会社、東港金属株式会社
■システム(2社)
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、伊藤忠メタルズ株式会社
<結果>
期間中に搬入された廃ベットマットレス数は1,812枚
これらのメーカ別、素材別などの各種データ収集をデジタルプラットフォームで実施し電子マニフェストにも連携。
また、収集運搬におけるCO2排出量算出も実施し、回収におけるCO2排出総量は「813.69kg」でした。
<考察>
デジタル化した業務フローについては概ね好評な結果でゼロエミッションに向けた基礎データ収集が出来たが、回収物の製造元不明割合が多くあり、遵法に資源循環促進する上での課題も判明しました。
<結論>
実証実験を延長し、データ収集と業務効率化への取り組みを継続。
また、参画企業による共同事業体による広域認定取得した廃スプリングマットレスの有償引取り及び資源循環促進の具体的な形づくりを推進していきます。